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「HRBP(HRビジネスパートナー)」とは何か

2026.07.22

自治体人事課が押さえておきたい「戦略人事」のキーワード

当時の人事部門は、給与計算・採用手続き・研修の手配といった管理・運営業務が中心でした。ウルリッチはそれに対して、「人事は経営のパートナーとしてもっと能動的な役割を担うべきだ」と訴えました。この主張は、人事という職種の自己認識を根本から変えるインパクトを持ち、世界中の人事部門に影響を与えました。

① CoE(Center of Excellence) 専門知識の集約機能

② シェアードサービス 定型業務の効率化機能

③ HRBP――現場と経営をつなぐ戦略機能

3.なぜ今、HRBPが注目されているのか

近年、「人的資本経営」という言葉が広まっています。人材を「コスト」ではなく「資本(投資対象)」として捉え、その価値を高めることで組織の競争力を上げるという考え方です。日本では2022年に政府が「人的資本可視化指針」を公表し、上場企業に対して人材戦略の開示を求める動きが加速しました。この流れの中で、人事部門が経営戦略と直結した役割を担うHRBPへの関心が急速に高まっています。
少子高齢化による人手不足、働き方の多様化、DX推進、ハラスメント対策の強化——組織が抱える人材・組織課題はかつてないほど複雑化しています。「全社一律のルールを公平に運用する」だけでは、現場の多様な課題に対応しきれない場面が増えてきました。各部門に密着して柔軟に対応するHRBPという役割が、この時代のニーズに合っているのです。
給与計算・勤怠管理・採用管理といった定型業務がシステムで自動化されるようになったことで、人事担当者が「管理業務から解放される余地」が生まれました。シェアードサービス機能の効率化が進むほど、CoEやHRBPといった付加価値の高い機能に人材とリソースを振り向けることが現実的になります。HRBPの普及は、こうしたテクノロジーの進歩とも連動しています。
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