子を、親を、児童虐待から救う 先達32人 現場の知恵

【書名】子を、親を、児童虐待から救う 先達32人 現場の知恵

【価格】1800円+税

【ISBN】978-4-87526-392-0

【出版年月】2019年11月

【判型・ページ数】A5判 122頁

【執筆者】

○編著者

 鈴木秀洋     日本大学危機管理学部准教授

 

○研究者・専門家

 奥山眞紀子    小児精神科医・元国立成育医療研究センター副院長

 西澤 哲      山梨県立大学人間福祉学部教授

 井上登生      医療法人井上小児科医院院長

 山田不二子    医療法人社団三彦会山田内科胃腸科クリニック副院長 認定NPO法人チャイルドファーストジャパン理事長

 中板育美      武蔵野大学看護学部看護学科教授

 山川玲子      カウンセリングルーム「家族育ちあい応援室」 社会福祉法人子どもの虐待防止センター相談員

○実務者

 白田有香里    東京都江東児童相談所・児童福祉司

 鈴木 聡      元三重県児童相談所

 木村 朱      涌谷町福祉課子育て支援室

 吉本和彦      岩国市健康福祉部地域医療課美和病院事務長

 小島美樹      大田区こども家庭部子育て支援課

 竹下将人      中津市福祉部子育て支援課

 伊東沙季      静岡県健康福祉部こども未来局こども家庭課

 宇都宮千賀子  広島県西部こども家庭センター

 鈴木八重子   元公立保育園園長

 鈴木 智      南房総市教育委員会教育相談センター長

 土居和博      伊予市子ども総合センター長

 下野厚子      元兵庫県立高等学校校長

 新崎綾子      沖縄県公立小学校教諭(特別支援教育コーディネーター)

 仁藤夢乃      一般社団法人Colabo代表

 西山さつき    NPO法人レジリエンス

 橋本達昌      児童養護施設「一陽」統括所長

 齋藤直巨      里親・一般社団法人グローハッピー代表

 山下敏雅      弁護士(永野・山下法律事務所)

 船崎まみ      江戸川区総務部副参事・弁護士

 河合 潔      前関東管区警察局長

 浦岡修子      東京地方検察庁犯罪被害者支援室長・検事

○ジャーナリスト・自治体トップ

 坂根真理      毎日新聞記者

 杉山 春      ルポライター

 永松 悟      杵築市長

 保坂展人      世田谷区長

 

■本書の特徴

①児童虐待の現場に具体的な知見・指針を送る。

②虐待死事件から学ぶ視点を送る。

 

 児童虐待の兆候をどのように見出すか。児童虐待の疑われるケースに遭遇した時にどのように対処するか。相次ぐ事件を受け、令和元年に改正された児童福祉法・児童虐待防止法等により、どのような対応が現場で求められることになるのか。

 

 目黒事件、野田市事件、札幌市事件といった国を動かした三大虐待死事件のほか、執筆者が取り扱った様々なケースから、現在の児童虐待対応の課題への具体的羅針盤を示す。

 

福祉、保健、医療、心理、保育、教育など、子ども福祉に関わるすべての人、とりわけ現場で働く職員に送る指南書。

 

 

<目次>

 子ども達と親の笑顔を私たちが守る-はじめに/鈴木秀洋

 

第1章 研究者・専門家の視点から

 自分たちの判断が、子どもの安全を守る/奥山眞紀子(医療)

 子どもを死に至らしめる親の心理的問題/西澤 哲(心理)

 児童虐待防止に向けて、自治体現場に足りなかったもの/井上登生(医療)

 目黒事件・野田事件・札幌事件から基礎自治体が学ぶべきこと/山田不二子(医療)

 死亡事例からの学び/中板育美(看護)

 「誰か助けて」というSOSを受信するということ/山川玲子(心理)

 

第2章 実務者の視点から

 

1.福祉・保健の視点から

 セクショナリズムと前例主義からの脱却/白田有香里(児童相談所)

 くじけそうになるたびに…/鈴木 聡(児童相談所)

 ひるまず、忍耐強く、一人ひとりを支援していく/木村 朱(保健)

 さらなる子ども家庭支援の改革・改善へ/吉本和彦(福祉・保健)

 子どもの命を守るために/小島美樹(人材育成)

 切れ目のない顔のみえる連携へ/竹下将人(福祉・保健)

2.心理の視点から

 「心理」職としてチームに携わる/伊東沙季(心理)

 新しい知見を積極的に活かす/宇都宮千賀子(心理)

3.保育・教育の視点から

 目の前の母子のため、前例を超え、前例をつくる/鈴木八重子(保育園)

 児童虐待を防ぐために、教育現場で留意すべき5カ条/鈴木 智(教育委員会)

 設立の熱い思いに応えよ/土居和博(中学校)

 子ども自身が、生きていく力を養うために/下野厚子(高校)

 担任教師だからできること/新崎綾子(小学校)

4.地域・伴奏者の視点から

 少女への性的搾取を生む社会を変える、大人の責任/仁藤夢乃(NPO)

 ドメスティック・バイオレンスと児童虐待/西山さつき(NPO)

 “さよなら”から始まる養育支援/橋本達昌(児童養護施設)

 虐待を受けた子ども、支える里親に必要なもの/齋藤直巨(里親)

5.弁護士の視点から

 子どもの人権擁護と弁護士の役割/山下敏雅(弁護士)

 自治体法務の視点から見た児童虐待問題/船崎まみ(自治体内弁護士)

6.警察の視点から

 警察における児童虐待対策の考え方/河合 潔(警察)

7.検察の視点から

 検察における児童虐待事件への取組/浦岡修子(検察)

 

第3章 ジャーナリスト・自治体トップの視点から

 

1.ジャーナリストの視点から

 児童福祉に関わる自治体職員へ「子ども現場を見てきて」/坂根真理(新聞記者)

 支援者に求められていること/杉山 春(ルポライター)

2.自治体トップの視点から

 虐待死事件からの学びと覚悟/永松 悟(杵築市長)

 子どもの生命に関わる自治体職員へ/保坂展人(世田谷区長)

 児童虐待防止法の今後の展望-おわりに/鈴木秀洋

 

関連書籍

地方自治職員研修2019年10月号

特集 児童虐待に立ち向かう職員