あなたの知らない(!?) 本の買い方

コラムキーワードタグ

「本ってどうやって買うか、ご存じですか?」 こんな質問をしたら、バカにするな、とお叱りをうけるかもしれません。でも実は、皆さんが知らない(かもしれない)本の買い方があるのです。ライフスタイルや求める本によって、適時適切な本の買い方すれば、きっとあなたの読書ライフが充実します!

おなじみのECサイトは、「クセ」を知って活用!

 手元のスマホからでもササッと注文できるECサイトでの購入は、送料無料サービスが充実していたり、買いに行く手間がかからない、全国どこに住んでいても入手難がないなど、近年利用者が増えている購入方法です。利便性が高い一方、品切れしていて入荷見込みがわからない、品物の受け取りに思いのほか日数がかかる、サイト運営者以外の出品(多くは定価より高値)との区別がつきづらい、問い合わせへの対応が不親切などの不満の声も…。

 ECサイトにより特色は様々ですから、その「クセ」を知ることがストレスフリーな買い物に繋がります。

 たとえば、書籍以外の品物をとりあつかうようなメガストアタイプでは、送料サービスを受けられたり、ストアポイントを溜められる、在庫があればすぐ届くというメリットがあります。

 あるいは、コンビニエンスストアが運営するサイトでは、購入品を好きな店舗で受け取ることができます。早朝・深夜でも、好きな時に取りに行けるのでこれも便利ですね。

 書店が運営するサイトでは、グループ店舗の在庫から注文品を探すことができ、発刊から時間が経った書籍や在庫僅少の書籍を入手できる確率があがります。また、送料をかけずに加盟店舗のレジでの受け取り(取り寄せ)にも対応するケースがあるなど、よく書店に行かれる方には使い勝手がいいサービスがあります。

 「ネットで本を買うといえば…、1社しか思い浮かばない!」という方は、ちょっと調べてみると、いい発見があるかもしれません。

間違いなく手に入れるなら、直接購入!

 新刊が発売されたら日を置かずできるだけ早く手に入れたい! という方には、出版社に直接注文する方法がオススメです。ECサイトのなかには、事前に注文したのに「発売後、何日経っても届かない」、というケースがあるようです。その点、出版社なら「在庫切れ」を起こすことはまずありませんので、安心です。

 ただ、注意が必要なのは、全ての出版社で直接販売を行っているわけではないこと、支払い方法に選択肢が多くないこと、手数料・送料がかかるケースがあることです。それぞれの出版社のウェブサイトや奥付の連絡先から購入の可・不可、方法をよく確認することが大切です。

 弊社(公職研)では、直接購入のご注文をお受けしております。私費購入、公費購入とも対応していますので、ぜひお気軽にご利用ください(送料等に関する詳細は、こちらをごらんください)。

書店に足を運んでいますか?

 自治体職員をされている皆さんのなかには、できるだけ購入するものは「地元」に還元したいという思いがある方もおられるでしょう。さりながら、「書店に行っても店頭に欲しい本がならんでいない(から買えない)」、と諦めてしまうのは、もったいないですよ! 店頭に買いたいと思っていた本がないときは、ぜひレジでお店の方に「注文したい」と声を掛けてみてください。ECサイトに比べ、入荷まで時間がかかることが多いのですが(10日~2週間、との案内になるでしょう)、大抵はどんな本でも注文ができ、入荷次第連絡をしてくれ、レジに取り置きとなります。もちろん、別途送料・手数料がかかることはなく、お急ぎでないときには安心安全な入手方法です。

 また、本を探したり、注文する際には、「書名」「著者名」のほか、「ISBN」を控えてお店に行くと便利です。ISBNは、書籍1冊1冊の識別番号です。改訂次数が異なればISBNも変わるので、欲しい本(の巻数・号数)を誤ることがありません。

 そして、地元の書店の応援には、実はもう一つ手段があります。e-honさんというECサイトです。全国の書店が加盟するネットワークで、書店への取り寄せ、宅配依頼がウェブ上で行えます。特筆したいのは、取り寄せ・宅配にかかわらず、本の売上が、自分が選んだ「受け取り店舗」に入るということです。すなわち、いつも役所に通うときに通り過ぎるあの本屋さん、あるいは、子ども時代によく利用した郷里の本屋さん…。ネットワーク加盟店であれば、売上に貢献できるんです! 

 書店への取り寄せは、通常の会計同じですので、その書店さんが取り入れている会計方法が使えるのも魅力です。お財布のなかに眠っている図書カード、ありませんか?

 

 どのような方法で本を買うかは、あなたのライフスタイル次第です。いろいろなの「買い方」の方法を知って、自分に最適なものを見つけるのもけっこう楽しいですよ。

関連項目

☆コラム:直接注文した場合の送料はいくら?