昇任試験にチャレンジ! スケジューリングのコツ

コラムキーワードタグ

受験勉強につきものの「計画的に勉強を進めましょう」という一言。といっても、具体的にどうすれば計画的なのか…。自治体の主任・係長、課長を目指す受験者が試験勉強をするときに、どのようなことに気をつければいいのか、スケジューリングを中心に見てみます。

昇任試験にチャレンジ、まずは何を?

まずは、対象となる昇任試験の実施要項・受験案内を入手することから始まります。受験資格・実施時期などの基本の“キ”から、出題分野や記載されていれば配点などを確認しましょう。また、過去の受験者から話を聞いたり、過去問題を入手して、合格のボーダーラインを想定し、傾向と対策を練ることが重要です。
目指すべきゴールが見えたら、そこから逆算して計画的に学習を進めます。無駄なく無理なく、取り組める計画を立てることが合格への第一歩です。

余裕をもったスケジューリングを!

仕事をしながら勉強をするのは、思いの外大変なことです。これまでの経験や自身の性格から、どのような場所、時間帯、方法が勉強しやすいのかよく考えて、少しずつでもよいので勉強することを習慣づけるようにしましょう。
計画は、ご自分の理解度を元にどのくらいの勉強時間が必要かを見極めた上で、試験日から逆算し、担当職務の繁忙期等も考慮してスケジュールを立てます。このときの注意は、必ず計画変更の余地を持たせることと、勉強終了を試験日より数週前にすることです。予期せぬ選挙や職場のトラブルで急に仕事が忙しくなった、家庭生活に変化が起きた、と、勉強がままならないケースに遭遇したという話はめずらしいことではありません。できるときに、少しでも前倒しで勉強を進めるようにすると、より安心です。

試験制度を熟知しよう

試験区分や職種によっては、法律問題などを問う筆記試験に免除や前倒し受験、複数年で受験できる仕組みを設けている自治体もあります。実施要項や経験者の話から試験の制度をよく知ることも、スケジュール作りのカギとなります。
まずは、人事担当課などで試験の実施要項・試験案内を入手しましょう。このとき、過去問題も手に入るようなら、試験対策にもってこいの資料となりますので、確認してみてください。
試験の合格者や上司に受験のことを相談すると、こうしたこと以外にも、試験に臨むコツや、庁内の勉強会の紹介といった有用なアドバイスを受けられるかもしれません。また、論文試験の添削や面接試験のシミュレーションなどの指導がお願いできれば、心強い味方になります。